SPACE FACTORY 2001
「神話の国―イタリアと日本」
―パフォーマンスとイタリアワインを楽しむ夕べ― Vol.1
『冥府の掟』~‘オルフェ’そして‘イザナギ’より~
■会場
渋谷/東京都知事公館
■公演
2001年8月14日(火)/15日(水) 18:30開演
■STAFF
小川 泰生 [インスタレーション]
田上 美智子 [照明]
松田 存 [作詞]
池上 眞吾 [邦楽弦楽器]
木村 俊介 [邦楽器]
柏原 奈穂 [声楽&パフォーマンス]
花柳 ゆかし [現代日本舞踊]
他
■後援
チャオ・イタリア(全世界イタリアレストラン協会)―ジャッポネ
■概要
地中海を臨む国々から発生した「ギリシャ・ローマ神話」と遥か東方の小さな島国で生まれた「日本神話」。この遠く離れた地域で生まれた二つの神話は、どちらも永い年月をかけ人々によって脈々と語り継がれてきた。そして、それぞれの国の文化に深く根をおろし、人々の暮らしに、大きな影響を与えてきた。
人間が生きていくために欠かせない自然の恵みと、それをもたらす太陽や大地、海への憧れと崇拝と畏敬。そして、その‘生’の果てに存在するはずの、誰も見たことのない‘死後の世界’に対する想像と恐れ。また、人間自身の心の中に存在する光と闇の葛藤など。洋の東西を越え、どちらの神話にも、こうした人間の様々な思いが綴られている。
20世紀を終え、新しい世紀を迎えた人類の文明は、神話が記された頃にはまったく想像もつかなかったくらいに、とてつもなく高度な発展を遂げた。しかし、遥か昔、神話の中ですでに語られていた、人間の存在そのものから生まれるこれらのテーマは、人類にとっていつの時代も、また地球のどこに暮らしていても共通の、語り尽くすことのできない永遠の思いだということなのだろう。