SPACE FACTORY 2013

シリーズ“日本のこころ”vol.1
『 祀 り 』~古事記「天の岩屋」より~

会場
ヨコハマ創造都市センター 1Fホール
【歴史的建物 旧 第一銀行横浜支店(元BankART 1929 Yokohama)】
〒231-8315 神奈川県横浜市中区本町6-50-1
TEL 045-221-0325

公演
2013年4月13日(土) 14日(日) 両日とも18時開演

STAFF
【音楽】
池上 眞吾(邦楽絃楽器)
光原 大樹(邦楽絃楽器)
武田 朋子(笛)
内藤 哲郎(太鼓)
千代園 剛(邦楽打楽器)

【語り】
小林 千里

【舞踊】
花柳 ゆかし(現代日本舞踊)

【美術】
山中 周子(インスタレーション)
町野 三佐紀(映像)

【衣装】
廣原 菜月

【照明・音響(効果)】
小松 進・川口 智恵子〈小松音響研究所〉

【音響】
梶野 泰範〈ステージマインド〉

概要
 『祀り』は、音楽や美術、演劇、舞踊などの様々なジャンルのアーティスト達がコラボレーションによって創りあげる何処にもない不思議な空間を、 観客の皆さんも一緒に体験していくライブパフォーマンスです。
 昭和初期に第一銀行横浜支店として建てられたイタリアルネッサンス様式を模した歴史的建造物を舞台に、 古代の日本人がおおらかに語り伝えた神話の世界に描かれている“日本のこころ” を、現代の語り部たちが“今”の言葉であらたに紡いでゆきます。

 一昨年の3 月、私たちは未曾有の大災害に見舞われました。あまりの被害の大きさに復興はまだまだ思うようには進まず、 誰もが歯がゆい思いを募らせる日が続いていますが、そんな中で大きな救いとなったのが、人々の間から自然と湧き上がってきた互いを助け合う心でした。 他者を思いやり、互いに手を携え、人頼みにするのではなく、それぞれが自分にできることから一つずつ何かを始めようという機運が日本中に溢れてきたのです。
 どんな困難な状況に置かれても、諦めることなく粘り強く力を合わせて前向きに立ち向かう。これは、古代から自然に翻弄され、 しばしば多くのものを失いながらもなお、すべてを受け入れ自然とともに生きてきた私たち農耕民族の根底に流れる“日本人の精神” そのものでした。
 大震災を経験して、日本人の誰もが日本人であることを強く意識する今だからこそ、モノよりもココロを大切にして生きてきた日本人の誇りを再び取り戻して、 これからの私達にいったい何が一番必要なのかを改めて考えてみたいと思います。

 古代の神々の祀りの場に私達も集い、ともに興じて、神々から新たな明日へのエネルギーを分けて戴こうではありませんか。

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